ニホンミツバチと曙大豆枝豆の共通点
ニホンミツバチの師匠との出会いは養蜂家の友人の紹介でした。
師匠は、標高1000m超の八ヶ岳山麓(山梨県と長野県の県境)でニホンミツバチを飼育しています。
最初に師匠のところでニホンミツバチの巣箱を見せてもらったときに、大変興味深い話を聞きました。
師曰く、
「ニホンミツバチを育てて何十年にもなるが、最近になってやっとわかったことがある。」
「どうやったらミツバチがうまく育つか。巣箱を工夫したり、置き場所を工夫したり、あれこれと研究してきたが、結局のところ、人間は何もしないほうがいい。自然に任すのが一番なんだ。」
どこかで聞いた話です。
「だけど、何もしないってわけじゃないんだ。」
「見守ること。気にかけること。何か異変はないかって毎日様子を見に行くことが大切なんだ。」
枝豆と同じ!
「うちの枝豆と一緒ですね!」と思わず口をついてでました。
彼らがすくすくと育つように、異変があったら、早めに察知して手助けする。
余計なことはいっさいしない。
ミツバチが自由に飛び回って、巣を作り、蜜を集めることができるということは
自然のサイクルがきちんと回っているということ。
曙の地で、曙大豆が自然の力だけで育っていくのと同じ。
私たちが子供の頃に当たり前だった環境です。
自然に生息するニホンミツバチの数は年々減少しているそうです。
過疎化、植林、農薬の使用、温暖化など、ミツバチを取り巻くさまざまな環境の変化が要因として挙げられています。
ここ曙の自然を守っていく上で、ニホンミツバチは1つの指標になるなと思いました。
そして、もう1つ。
ニホンミツバチが集めてくる蜜。
1種類の花から蜜を集める習性があるセイヨウミツバチと違って、ニホンミツバチは野山に咲く四季折々の花から蜜を集めてきます。
ですから、ニホンミツバチのはちみつは、さまざまな花の蜜がブレンドされた、その土地特有の自然の味がします。
枝豆と一緒。まさに自然の恵みです。
自然のビタミンやミネラルをたっぷり含んだこの貴重な蜜を、ミツバチたちからおすそわけしてもらおうと思います。
ということで、おすそわけ&サポータープロジェクトスタートします。
続きはまた。
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